バーリーマックスで美味しくダイエット
バーリーマックスはオーストラリア政府により開発された大麦の品種の1つで、日本ではスーパー大麦として知られています。食物繊維が豊富で腹持ちが良く、腸内環境の改善にも役立つことから、美容への意識が高い若い女性を中心に注目を集めています。
ダイエット目的で利用されることも多く、置き換えダイエットに用いられることも多いです。これまでは一部スーパーでしか手に入れることができませんでしたが、その人気の高さから大手メーカーでも販売されるようになり、新しい美容食としてブームを起こしつつあります。しかしまだまだ品薄の状態が続いているため、入手が難しい食品と言えるでしょう。
バーリーマックスの特徴
バーリーマックスは大麦の一種ですが、普通の品種に比べて水溶性食物繊維が2倍、レジスタントスターチが4倍、またβグルカンの量も非常に多く含まれています。これらはそれぞれ大腸で消化される時間が異なり、3段階に分かれて腸内で活躍、環境改善をサポートしてくれるといった特徴を持っています。
食物繊維が豊富という点においては日本でも古くから親しまれているモチ麦がありますが、バーリーマックスはモチ麦よりも遥かに多くの食物繊維を含み、またそれらが別々に作用して腸の奥までしっかり届くので、整腸作用が非常に高いです。
グラノーラタイプでは無く、雑穀として混ぜてごはんで食べられるというのも大きな特徴で、朝はしっかりごはんを食べたいという人にとっても非常に重宝します。腹持ちが良く栄養バランスにも優れており、また甘みと香ばしさがあり食欲もそそる食品なので、美味しく食べられるというのも魅力です。
毎日お米を炊いているというのであれば、ただ白米に混ぜて炊けば良いだけですから、手軽に試すことができるでしょう。糖質を気にして白米を控えているという人でも、バーリーマックスを活用すれば我慢をせずしっかり食事を摂れるようになります。
バーリーマックスに含まれるβグルカンから得られる効果
バーリーマックスに含まれているβグルカンには、コレステロールの吸収を抑える働きをするため、ダイエット効果が期待できます。吸収の抑制と共に正常化にも貢献してくれるので、この値を気にしている人にはとてもありがたいでしょう。
またβグルカンには糖質の消化吸収も抑えてくれることから、血糖値の上昇を抑えてくれるといったメリットもあります。腹持ちが良く次の食事まで空腹感を感じさせないことから、血糖値を上がりにくくするセカンドミール効果も持っており、血糖値コントロールに励む人にもとても効果的です。
バーリーマックスに含まれるレジスタントスターチから得られる効果
バーリーマックスに含まれるレジスタントスターチは腸内で善玉菌をパワーアップさせてくれる効果を持つため、腸内環境の改善、腸の機能の正常化してくれます。消化不良や便秘、それによる身体の不調や肌荒れなどにも効果があるため、腸の機能低下に悩む人にはうってつけです。
腸内で善玉菌が増えることは結腸癌のリスク軽減にも繋がってくることから、がん予防にもより良い効果を発揮してくれると言えるでしょう。また善玉菌だけでなく腸内の「痩せ菌」も増やしてくれるので、ダイエットにもとても良い影響を及ぼしてくれます。腸内環境を整え、美容・健康の両面において嬉しい効果をもたらしてくれるでしょう。
バーリーマックスに含まれるフルクタンから得られる効果
バーリーマックスに含まれるフルクタンには、大腸におけるミネラルの吸収アップの効果があります。吸収効率の悪いミネラルの吸収を高めつつ、しかしナトリウムの吸収は抑制してくれるため、高血圧の改善にも良い結果が期待できるのです。
また、血糖値の上昇を抑えコレステロール値を下げ、脂質の吸収を抑えてくれるため、ダイエットや健康診断の数値管理にも非常に大きな働きをしてくれるでしょう。脂肪を付きにくくする効果を持つ短鎖脂肪酸を生み、またこれは腸内の痩せ菌の餌にもなるため、よりスリムな身体を手に入れやすくしてくれます。
バーリーマックスの食べ方
バーリーマックスは白米と一緒に炊くことでごはんとして食べられる他、これだけを茹でて食べることもできます。お好みの食べ方で楽しむことができますが、最も簡単なのはやはり白米と一緒に炊くという方法でしょう。
茹でて食べる場合には、スープに加えてリゾットにしたり、サラダのトッピングとして利用する方法があります。茹で起きしても大丈夫な食品なので、まとめて茹でて水を切り、タッパーに入れて保存するなどして必要な量を食べるようにしても良いでしょう。
ごはんとして食べるのであれば日常の食事をヘルシーにできますし、茹でてストックしておくのであればレシピに応じて様々な楽しみ方ができます。
バーリーマックスの食べるタイミング
バーリーマックスの効果を高めるためには、食事の一番最初、一口目にこれを食べることが大切です。食事で一番最初に口にする食品の糖質はダイレクトに吸収されやすく、お米やいもなどの炭水化物を一口目に食べるとそれだけ血糖値も急上昇しやすくなります。
食物繊維が豊富なバーリーマックスは、一番最初に食べることでこういった血糖値の問題を解決していくことができるものなので、必ず一口目に食べるようにしてください。
ごはんに混ぜて食べるという場合には、お米と一緒でも1口目に食べてOKですし、お米の糖質の吸収が気になるというのであれば、別に茹でたものをサラダのトッピングとして用意し、こちらを先に食べるとより安心でしょう。
バーリーマックスの一回に食べる量
食物繊維が豊富で栄養満点のバーリーマックスですが、お米や麦などと同じ穀物であるため、食べ過ぎてしまえば当然カロリーを摂り過ぎてしまいます。100g当たりのカロリーはおよそ340kcalと一般的な大麦と変わりませんので、いくら食物繊維が豊富と言えども摂り過ぎには注意が必要です。
健康面に様々な効果をもたらしてくれながらも低カロリーとは言えないため、バーリーマックスは1回当たり食べる量は50gほどに抑えるのが理想的です。特にダイエットでの利用を考えている場合にはこの点をしっかり守っていかないと思うようにはいきませんから、気をつけていきましょう。
バーリーマックスの味は?
バーリーマックスはほのかな甘みと香ばしさがあるので、ごはんと一緒に炊くのはもちろん、茹でたものをそのまま食べても充分美味しく楽しめます。麦ごはんや雑穀ごはんに慣れていれば、難なく食べることができるでしょう。噛み応えがあり食感も良いです。
ただ独特のプチプチ感と炊きあがりがほんのり紫色なので、この点に馴染みづらさを感じる人もいるかもしれません。そういった人の場合にはバーリーマックスそのものよりも、グラノーラタイプを利用した方が美味しく続けられるでしょう。ただ、味にクセがあるわけでは無いため、やはりそのまま食べるのが一番おすすめです。
バーリーマックスを使った料理
バーリーマックスはグラノーラタイプと普通の麦タイプがあり、麦タイプの方は手をかけて献立の中に取り入れていかなければなりません。
色々な食べ方を工夫することでより日常的に食べていけるようになりますから、バリエーションを増やして楽しんでいけるようにしましょう。いつも同じ食べ方だとどうしても飽きてしまうので、その時々の食事内容に合わせて工夫していくことが大切です。
白米と一緒に炊く
バーリーマックスを献立に取り入れていく場合、やはりおすすめなのは白米と一緒に炊くという方法です。お米と一緒に混ぜて炊くだけなので、調理の手間がぐっと省けます。
バーリーマックスごはんを主食にすれば毎回の食事でしっかり量を摂っていくことができますし、レシピに困るということもありません。基本的に手の込んだ調理をする食材では無いため、主食の中に上手く取り入れていけるようにするのがベストです。
スープに混ぜる
茹でてよく水をきったバーリーマックスを、スープに混ぜて食べるのもおすすめです。少しだけを具材として混ぜても良いですし、しっかり量を混ぜてリゾット風にして食べるのも良いでしょう。
野菜たっぷりのスープに加えればより多くのビタミン、食物繊維を摂ることができますし、水分も多く摂れるため腹持ちも良くなります。ヘルシーかつボリュームもありしっかりお腹に溜まるので、ダイエットにはより効果的です。
サラダのトッピングに
茹でて水を切ったバーリーマックスは、サラダのトッピングとしても美味しく利用することができます。いつものサラダに最後の一手間として上から振りかけるだけなので簡単ですし、どんなサラダとも相性が良いため応用が利きます。
バーリーマックスは食事の最初の一口目に食べることが大切なので、野菜を最初に食べることを心がける人においては、サラダにプラスするのはより都合が良いでしょう。
バーリーマックスが入った商品もあります!
バーリーマックスは単体で販売されている他、バーリマックス入りの商品も多々販売されているので、こういったものを利用するのもおすすめです。
調理の手間が省け、食卓に簡単に1品プラスすることができますから、使い勝手の良さを求める人はバーリーマックス入りの商品を活用してみると良いでしょう。より手軽、気軽に食べることができて重宝します。
バーリーマックス入り雑穀ごはん
バーリーマックスが入った商品で最も便利なのは、やはりバーリーマックス入り雑穀ごはんです。ごはん、雑穀、バーリーマックスが一緒になっており、普通にお米を炊くだけで充分な量を摂ることができますから、とても便利です。
サトウのごはん
レンジでチンで簡単に食べられるサトウのごはんからも、バーリーマックス入りの商品が販売されています。お米を洗う必要が無く、また毎回決まった量がきちんと食べられるので、手抜きをしたいという人にはかなり重宝するでしょう。
バーリーマックスグラノーラ
シリアルとして食べられるバーリーマックスグラノーラは、そのまま食べるのはもちろん、牛乳をかけたりヨーグルトに混ぜたりして食べることもできます。手軽かつドライフルーツなどの栄養も摂れるため、朝食に役立ちます。